川東校区コミュニティ協議会The Kawahigashi Community Conference

川東校区コミュニティ協議会の発足に当たって


佐藤会長

会長  佐藤博美 平成19.3.20 

 

 当校区のコミュニティ協議会は、本年1月14日に設立総会を開催し、各種組織団体や連合自治会ブロック長で構成する総会組織員の賛同を得て、平成の大合併で香川県高松市に合併した合併町11校区の先陣を切って発足し、活動を開始しました。
 ご承知のように、当校区のコミュニティ協議会は、忽然と降って沸いたように自然発生的にこの組織ができたものではなく、またそれとは反対に、上部からの強制や、あるいは手を取るような懇切丁寧な指導を仰ぎながらこの組織ができあがったものでもありません。当校区の組織構成員によって協力しあい理解を深めながら、組織化したものであります。
 当校区内では、昨年中に、連合自治会を核として様々な事業を実施してきました。そこでは、校区内の諸団体と様々な活動を共にする上で、何度も協議の場を重ね打ち合わせを行ってきましたし、その中で、お互いの信頼関係を構築してきました。実はその時点で、校区内のコミュニティは、ごく自然にできあがっていたと言えるかもしれません。
 昨年、旧市内ではすでに35校区のコミュニティ協議会が結成されていました。遅かれ早かれ当校区でも組織化しなければならない問題でありましたので、昨年の3月26日に当校区連合自治会の設立総会が開催され校区住民に認知された後は、1日も早く高松市の制度を取り入れ、校区の特長を生かした組織体制作りをして、校区住民に生活の安寧と安全安心を図ることが急務であると考えました。
 そこで、4月22日に当校区に関係する諸団体の方々にお集まりいただき、地域コミュニティの説明会を開催し、コミュニティ協議会を設立する必要性を説明しましたところ、条件が整い次第当校区でも設立して良いとの同意をいただきました。
 その後、高松市の地域振興課と十全な打ち合わせを行いながら12月3日には設立準備会を開催し、当校区のコミュニティ組織の骨子や性格、その他 事前に就任承諾いただいた部会役員などの承認をいただき、本年1月14日の設立に漕ぎ着けたものであります。
 当校区内の住民の方々にとっては、市町村の合併以来制度が変わったことにより新しい組織を編成したり、耳新しい言葉を聞いたりすることで、いろんな意味での戸惑いがあると思われます。その緩衝材として連合自治会があり、連合自治会を核としたコミュニティ協議会が、校区住民のために連携して諸活動をすることになります。言葉を換えれば、我々が我々のために我々のことを、連携を取り合って効率よく活動する組織がこの組織である、とも言えます。

 私は「コミュニティとは、地域生活共同体である」と認識しております。個人が生活する上において必要なことは、第一に家族作りであり、次に郷土すなわち故郷作りであり、次が国家作りであると思っています。当校区では8つの部会に分けておりますが、郷土作りのために各部会がそれぞれの特長を生かして連携し、情報を共有して、住民の生活の安寧と安全安心を図るという目的意識をもって、今後の活動を続けて行きたいと思っています。
 そのために、川東校区コミュニティ協議会を「キラリと光るコミュニティ」にしたいと思っております。皆さんの力を集結して、全員ですばらしい組織にしていきましょう。

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